Twitterで話題になったので、自分の認識している処理について書こうかなと。
文章の()部分は総合ルールに記述がある場所をしてましてます。


まず、前提としてヴィクトリースパークでは効果の同時解決はありません。

ゲーム中、誘発条件を満たしたり起動効果を発動すると、それらの効果が解決する前に一度解決領域に置かれます。これは同時にAとBの効果が誘発した場合も、どちらから先というわけではなく、解決領域に置かれるタイミングは同時です。ただし、解決は同時に行われず、総合ルールにのっとり1つずつ解決していきます。
※解決領域は各プレイヤーに1つずつ存在します。

また、効果解決後あらたに誘発条件を満たして新しい効果が発動すると、それも解決領域に置かれます。AとBの効果があって、Aを解決したらCの効果が発動すると、解決領域にはBとCの効果が残っている状態になります。Bまで解決したあとに、新しくCが解決領域に置かれることはありません。

ここから本題。

このゲーム。チェックタイミングってのがゲーム中のいろんなところで発生してます。
詳しくは総合ルールの「6.ゲームの進行」を読んでください。嫌ってほどチェックタイミングが発生しますって書いてあるので。

で、そのチェックタイミングで何をするかというと、その時点で未解決な解決領域にある効果の処理です(4.4.1)。チェックタイミング→キャンセル起動タイミング→キャンセル使用タイミング→能力使用タイミングというルールの流れがあり、そこをすべて通過してから効果が解決されます(4.4~4.7)

○チェックタイミング(4.4)
解決領域にある効果で自[手札]となっているものがある場合、そのカードを公開します。
終了したら、キャンセル起動タイミングに進みます

○キャンセル起動タイミング(4.5)
ターンプレイヤーが順番にキャンセルを使用するかを選びます。
キャンセルすると宣言した場合、再びチェックタイミングに戻ります。
キャンセルを使用しない場合、その権利が非ターンプレイヤーに移り、キャンセルを使用するかを選びます。
キャンセルすると宣言した場合、ターンプレイヤーと同じくチェックタイミングに戻ります。
お互いキャンセルを新しく使用しない場合、キャンセル使用タイミングに進みます
※キャンセルも解決前の効果として解決領域に置かれます。キャンセルは起動を宣言した時点でどの効果をキャンセルするかを選びます(8.5.1.3.1)


○キャンセル使用タイミング(4.6)
ターンプレイヤーが、解決領域にある他のキャンセルの対象に選ばれてないキャンセルを選び解決します。解決した場合、チェックタイミングに戻ります。
ターンプレイヤーの解決領域に選ばれてないキャンセルがなかった場合、非ターンプレイヤーが解決領域にある他のキャンセルの対象に選ばれてないキャンセルを選び解決します。解決した場合、チェックタイミングに戻ります。
非ターンプレイヤーの解決領域に選ばれてないキャンセルがなかった場合、能力使用タイミングに進みます

○能力使用タイミング(4.7)
ターンプレイヤーが、解決領域にある能力を1つ選び解決します。解決した場合、チェックタイミングに戻ります。
ターンプレイヤーの解決領域に未解決の効果がない場合、非ターンプレイヤーは解決領域にある能力を1つ選び解決します。解決した場合、チェックタイミングに戻ります。
非ターンプレイヤーの解決領域に未解決の効果がない場合、ゲーム進行を再開します。

と、総合ルールから抜粋してきましたが、読んでみてわかるとおり、ことあるごとにチェックタイミングに戻ります。そして、キャンセル起動タイミングに進むたびにキャンセルを使用するか選べるわけです。
つまり、キャンセルはいつ打てるかというと、
キャンセルしたい効果が解決される能力使用タイミング直前のキャンセル起動タイミングまでです。
つまり、同時誘発効果を解決していくなかで(未解決ならという条件がつきますが)いつでもほぼ任意のタイミングでキャンセルをすることができます。

例:
○状況(必要最低限の情報のみ記載)
ターンプレイヤーのリングにバニラキャラ、ベンチ1箇所以上の空き有り。リタイヤにカード名称にパニスを含み技属性にココロをもっているカードが1枚ある。手札にキャンセルなし。
非ターンプレイヤーのリングに寝起きの小鳩(技属性妹のみ)、ベンチなし。手札にブラコン小鳩(リングに魔族がいる場合自動キャンセル)が1枚。

ターンプレイヤーがキャラフェイズにリングのキャラをベンチに下げたところ、特殊Fパニスがスパークし、パンプ効果と除去効果が誘発。解決領域へ。
お互いにキャンセルを使わないことを宣言。ターンプレイヤーが除去効果の解決を宣言、非ターンプレイヤーのリングを山札の下に。
リングが空いたので、非ターンプレイヤーのスパーク処理。カードゲーマー小鳩(技属性魔族持ち)がスパーク。誘発する能力がないので、現在解決領域にはパンプ効果のみ置かれている状態。

(ここから処理を細かく書きます)
チェックタイミングに戻り、キャンセル起動タイミングまで進む。
非ターンプレイヤーはリングに技属性魔族を持つキャラが置かれたことで、ブラコン小鳩の使用ができるようになった。キャンセル起動タイミングでブラコン小鳩の使用を宣言、対象にパンプ効果を指定する。
チェックタイミングに戻り、キャンセル起動タイミングが再び訪れるが、ターンプレイヤーはキャンセルを使用せず(手札になかった)、非ターンプレイヤーもこれ以上キャンセル起動する必要もないので、そのままキャンセル使用タイミングに。
ターンプレイヤーの解決領域にキャンセル効果はなく、非ターンプレイヤーのブラコン小鳩の効果を解決する。解決したことによってパンプ効果は解決領域から取り除かれる。
その後、チェックタイミングに戻るが、解決領域にお互い効果が置かれてない状態のため、キャンセル起動タイミング、キャンセル使用タイミング、能力使用タイミングを通過し、ターンプレイヤーのキャラフェイズに戻ります。

こんな感じ。わからない部分があったらTwitterなんかで聞いてください。寝てるかもしれないけど、起きてから返信します。
あと、間違っているところがあったら指摘貰えれば修正なり記事削除したりするのでツッコミも募集中。

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